【DOG】犬の保湿スキンケアの実際
こんにちは。
前回の記事で、わんちゃんの皮膚がどれだけデリケートかについてご覧いただけたと思います。
それでは実際どうすればよいか、というお話です。
その前に基本的な予備知識を。
1.スキンケアの基本は「洗浄」と「保湿」です。
洗うことと保湿することは別です。あくまでもヘアケアではなくスキンケアにおいては、ですね。
2.一般的には保湿剤入り洗浄剤(シャンプー)を使用しても、保湿をしたことにするのは難しいです。
なぜなら、落とすことと残すことは両立しづらいのです。
皆さんの髪の毛に使うシャンプーも〇〇オイル配合、など保湿剤入りをうたっているのがあると思います。しかし、これは髪の毛に対してであることがほとんどです。シャンプーで頭皮はしっとりしないですよね。それと同じことです。デリケートなわんちゃんの皮膚を考えた時に、保湿剤入りのシャンプーを使用しても、余分な皮脂や汚れを取ってあげることが目的なのに、大きな皮膚への保湿効果は期待できないでしょう。
3.「薬用」は医薬品(動物用医薬品)ではありません。
言葉のイメージにまどわされないようにしてくださいね。有効成分が入ったうっすら効果のあるものという風にご認識ください。薬用だから強いんじゃないか、というのは少し違います。また、薬用といっても何に対しての有効成分が入っているかを確認することが必要ですね。
4.”人用を使う”のは注意。
ダメということではありません。人と犬の皮膚が違うように、同じものを使っても作用は違うはずです。人用が強い処方だとか、逆に効果がないとかそういうことではなく、”犬に使ったらどうかの知見がメーカにないから”注意が必要なのです。犬用の製品でもしっかり犬に試験して効果をみているかどうかはあやしいところですが・・・
違った見方をすれば”長年販売されている製品は安心である”ということです。メーカーが試験をしていようがしてなかろうが長年多くのワンちゃんが使っていて販売され続けているというのは今まで多くの先犬たちが使われてきた証拠です。成分とかということではなく、このような観点で選んであげるのも大切なことですね。
さて、ここで本題ですが、スキンケアに一番お勧めしたいのは、保湿入浴をさせること。例えば保湿剤入りの入浴剤を薄めてワンちゃんを入れてあげるのは良い方法かと思います。そのような犬用製品は聞いたことが無いのですが・・でも理にかなったことです。
犬用がないんじゃ・・・どうするの!今売られている製品でどうすればいいの!?ということで、オススメしたいのがコンディショナー。
特に洗い流さないタイプのコンディショナーや保湿スプレーは、お風呂上りに薄めてかけてあげて、洗い流さないで使ってドライイングすることかと思います。
弊社取扱い製品でいうとこちらです。
VET'S BESTシリーズはペット大国アメリカで何十年も販売実績のある信頼ブランド。シャンプーのあとにしっかり保湿をしてあげるのです。皆さんシャンプーは興味あってもコンディショナーには目がいかなかったのではないでしょうか?
ぜひ愛犬のコンディショナーに目を向けてみて、デリケートなわんちゃんの皮膚をケアしてあげてくださいね。
次回は、やさしい犬用シャンプー、コンディショナー、スプレーを見つけたとしても・・見落としがちな犬の為にはならないちょっとした落とし穴を解説します。
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