【DOG】犬用歯磨きペーストを細かくチェック!

皆さんは、歯磨き″粉”を使っていますよね。

犬用は、歯磨き”ペースト”とか歯磨き”ジェル”ですよね。

同じ用途でも人間と犬では大きく異なることがあります。

その違いを見てみましょう。


■歯磨きペーストの選び方の違い

人の場合は、ペーストの香り、効果(歯周病対策なのか、口臭対策なのか、虫歯予防など)、味・・色々な観点で選びます。

犬はなんといっても・・・大きなポイントはその子が好きな香りがするかどうかその子が好きな甘い味がするかどうか。

特にこれから歯磨きをならしていこうという子には、これが重要なポイントです。

成分は優先順位としてその次ですね。



■歯磨きペーストの成分の違い

人間と犬用とで大きく違うのは構成成分。


【ミント】

人間用では、”さわやかなミント”が必須であること。歯を磨いた後の爽快感を感じさせるためにこのミントは欠かせない成分です。


【発泡剤】

人間用では発泡剤という泡立つ成分が必須ですが、犬用には必要ありません。すすぎができませんからね・・


【キシリトール】

人間用では、歯にカルシウムを残すための助剤や虫歯予防として、キシリトールが配合されている製品があります。具体的には、プラーク(歯垢)中のミュータンス菌を減少させ、虫歯の原因となる酸を作らせない働きにより虫歯になりにくくなる効果があります。

よく勉強されている方はご存じのとおり、キシリトールは犬には中毒が現れることがあり、禁忌の成分です。でも実は犬のデンタル用品には、配合されていることがあります。

ごくごく大量に飲みこむわけではないので中毒を起こすほどの量ではなく問題が無いのですが、犬は虫歯にならないので、必須の成分かは薬剤師的には少し疑問なところです。


私個人的にはどう選ぶかというと、いぬには香りや甘い味以外は、何か必須な成分があるかというと、そうでもないかと思っています。

以前にも書きましたが、犬の歯周病は口腔内の菌環境にも依存します。そのため、善玉菌のパウダーを水に溶かしてハブラシにつけて磨くだけでも十分な気がします。物理的にブラッシングをしてあげ、その際に善玉菌を歯と歯茎の間に届けてあげれば良いのではないかな、と思います。


あとはママさん、パパさんのお考えしだいでしょうか。

ご参考になれば幸いです♪






薬剤師が解説★犬や猫の健康で快適な暮らしを願う研究ブログ

犬や猫の健康で快適な暮らしを願い、薬剤師が解説!人医療従事者の目線でペットの健康維持に気を付けたいことやペット先進国アメリカを定点観測しながら、国内外問わずペットのヘルスケア用品を販売する『ヘルシアマーケット』での取扱商品のご紹介をしています。

【プロフィール】

薬剤師の資格を持ちながら、犬や猫の健康で快適な暮らしをグッズや食事のアドバイスをすることで貢献できないかと日々勉強しています。

我が家にはチワワが2匹。

●薬剤師

●一般社団法人日本アニマルウェルネス協会認定 ホリスティックケア・カウンセラー

●フードコーディネーター